こんばんは、谷木です。

昨日、清澄白河のリトルトーキョーで、日本仕事百貨さんのイベント「しごとバー 協力隊ってどうなの?!ナイト」にゲストとして参加してきました。

求人サイトを運営されている日本仕事百貨さんでは、地域おこし協力隊の募集を含めた仕事をご相談・依頼されることが多いそう。

地域おこし協力隊って魅力的な仕事の割に「売り手市場」でして、自治体が積極的にアピールしていかないとなかなか人員が集まらないんですね。そこで日本仕事百貨さんに「掲載したい、イベントを企画したい」とご相談があるようなんです。

ですが、、繰り返しになりますが、協力隊の市場は「売り手市場」。普通にアピールしたところで優秀な人材、求めている人材が集まるわけでありません。

また、せっかく応募があって採用しても、「思っていたのと違う!」「募集要項に書いていたのと違う!」みたいな形で、短期間で離職してしまうパターンもあるのが実状。

(……たとえばご予算に合わせてですが、そもそもの募集要項から一緒に考えたり。地域の会社何社か合わせて特集記事を組んだり。イベントをやるにしても、しごとバーだけでなく、コラムを書いたり、トークイベントをやったり。町のPRとしてツアーを組んだりなんかも、実は弊社でできるんです)

日本仕事百貨さんとしては、求人サイト・イベント運営ノウハウの知見から、募集する側(自治体)、応募する側(協力隊希望者)の双方が幸せになるような形を模索したい。昨日はそんなことを話し合うイベントだったわけです。

イベント内容は、Batakoさんがまとめてくれたので、見てみてねー

とはいえ1時間ばかりのイベントだったので結論が出たわけではありません。僕自身、現役協力隊として考えたことのないテーマでした。少しだけ頭を捻ってみたものの、特に面白いことも賢そうな台詞も思いつかず。モヤモヤしたまま終わってしまった!

イベントの趣旨をちゃんと把握しておくべきでした。もうしわけ。

で、どうしたらいいんだ。

どうしたら優秀な(というより、想定した)協力隊の募集につなげることができるのでしょうか。

求職者は、悪い部分を知りたがっている。

募集する側は、どうしたって自分たちのことを「よく見せよう」と思うあまり、キレイゴトを並べたり、悪い部分を隠しがち、になってしまうと思うのです。でも、協力隊を志す人達は、町の課題を解決したい!と思っている人たち。町の課題を知りたいのに、町のいいところばかりアピールされたら、「じゃあ、俺必要ないじゃん」ってなります。

市町村レベルになってくると「長」からのトップダウンでモノゴトが決まってしまいがち。ですが、募集担当の職員サンには、現場で働いている協力隊の率直な意見を募集要項やイベントに反映させてほしい。協力隊は、ついこの間まで「町の外」にいた人。彼らは、町を内側から見るだけではなく、外側からの視点も持ち合わせています。

協力隊が普通の会社員と違うのは、「そこに定住しようと思っている人たち」であること。自治体職員だって町外に住んでいる人が多いのに、協力隊は所属する町内に住むことが義務付けられ、除隊後も定住することが求められています。てことはですよ、悪い情報をOPENにしたがらない自治体に、移住してきたいと思います?? 来ないですよね?

うちの町、ここが弱いんだよなー。そんなポイントも率直に伝えられると、その課題を解決したい人たちが集まりやすいと思います。

とりあえず、求人サイトに早めに相談しよう。

はい。協力隊を募集する自治体に限った話じゃないですが。

以前、コワーキングスペースに勤務していましたが、そこでバイトを募集する時はタウンワークに求人を出していました。人口が多い地域でしたし、それなりに応募は来ます。でもね、こちらが想定している人材は正直あんまり来なかった。

そりゃそうだよね。たった100〜200字の応募要項で、こちらの何が伝わるのよ、と。基本的に、時給や時間帯+仕事内容、つまり労働条件で比較され、時給の低かった僕らの職場に優秀な方々が来ることはあまりなかったです。共感して来る人も特にいない、応募する人は時給が低くても働ければいいかな、って人。かなc。

求人広告やイベントにいくら出せるか、金銭面で制約条件を変えるのは難しいと思います。(お金に余裕があるところは知らん)

どうすれば効果的な広告を出せるのか、一番詳しく知っているのは求人サービスを行っている会社です。もしかしたら応募時期をずらしたら求人が増えるかもしれない。書き方を変えるだけで増えるかもしれない。余裕を持って、なるべく早めに相談したほうがいいに決まってます。

昨日イベントを行った日本仕事百貨さんでは、小菅村や西粟倉村等、複数の協力隊が過去に求人広告・イベントを打っています。ということは、どんな求人内容がふさわしいのか、どんな自治体・募集要項に人が集まるのか、仕事百貨さんにノウハウが溜まっている、ということ。募集に悩む自治体さんは、応募要項をすべて固める前に、一度相談してみるのもいいかもしれませんよ。

協力隊の生の声、を求めている(はず)

これも協力隊に限った話じゃないですけどね。

求人広告・応募要項のサイトに現役・OB協力隊への連絡先(メールでもLINEでも)を載せておいて、応募前に隊員にヒアリングできる体制を作ったほうがいいと思います。

協力隊は他の職種より、やりやすいんじゃないかな。

企業だったら、所属する会社の悪いところなんてそうそう簡単に言えない。自治体の正規職員も同じかも。

協力隊だって何でも言えるわけではありませんが、協力隊の本分は地域活性化。地域のいいところも悪いところも客観的に見て、自分がどう動くかを考え行動するのが仕事です。

3年後の生活が保証されていない(どころか確実にクビ)立場だからこそ、素直に言えることがたくさんあるはず。協力隊制度に興味を持った方が、現役・OB隊員と話をする機会があれば、需給のミスマッチは多少減るんじゃないかと思います。イベントに現役協力隊が参加するのもアリですね。

良くないところも知って、それでも私はその地域に行きたい。そんな思いを持った人に来てもらったほうが双方win-winだと思います。

そもそも、「頭数そろえる」募集をしない

これも協力隊に限った話じゃありませんけど…。

「道の駅で8時間労働、週5日。年間200まんえん」

協力隊募集の一番ひどい例です。時給950円で、コンビニで働いているのと同じ。なぜわざわざ地方に出向いてそこの地域を盛り上げようとしている若者に、3年間コンビニ店員をやらせるんだと。しかも3年でクビだよ。総額400まんえん、給料以外の活動費200まんえんはどこ行った!自由に使えない!!なんて話も。

でもこんな募集が実際にあるんです。応募しなきゃいいじゃん、って言われそうですが、応募要項にそこまで明示されていないけど行ってみたらそうだった、って事例があるんですよ。

地方の人手不足は深刻です。雇用が安定しているはずの自治体正規職員ですら、なり手が不足している状況。地域おこし協力隊が実質的に労働者の「頭数」として募集されていることはままあるようです。

でもこれ、募集している自治体の評判を落とすだけですよ。頭数じゃなくて優秀な人、呼びましょう。で、頭絞って課題を解決していきましょう。そっちのほうが楽しいし、噂を聞きつけて優秀な人が集まってきます。

そう、口コミが大事。

もう言わなくていいですね。でも言っちゃう。協力隊に限った話ではないです。

「あそこの協力隊、面白い人がいるんだよね」「あの自治体、自由にやらせてくれるらしいよー」

「起業した協力隊OB、結構有名だよね」「あの町やり手らしいよ」

給料はおおよそ横並びの協力隊制度ゆえ、活動の自由度やサポート体制、卒業後の進路(定住率・起業率)などを求職する側は見ています。TwitterとかFacebookとかInstagramとかでね!

役所の方々でSNSをやってる人は少ないと思いますが、協力隊は情報発信そのものが仕事でもあるので、活動実態がweb上で表面化しやすい職種でしょう。ですので、現役協力隊に求人アピールしてもらうのが有効なんじゃないかと思いますよ。前職のコワーキングスペースでも、バイトさんが、「いい人いますよー」って後輩や友人を連れてきてくれました。

現役協力隊が「うちの町はやめとけ」って言ったら、おしまいです。

奥多摩町はいいところだから、もし町が協力隊を募集したら応募してね!(ステルスマーケティング)

他にもあると思うけど

そんなところですかね。また思いついたら都度追加していきますね。ではでは!

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