こんばんは、谷木です。

今回はジムニー(jimny)JB23W での車中泊についてお話します。

先日、中古で購入したジムニーが我が家にやってきました。JB23Wの最終型、10型のランドベンチャー。色はブルーイッシュブラックパールです。2016年製造、ナビ付きのMT車です。

ジムニーを購入した理由

最初に所有する車として、なぜジムニーを相棒にしたのか、理由は3つあります。

理由① かっこいいから。

まず、かっこいいからです。これは直感です。なにかを美しい、または不細工だと感じるのにはもろもろの理由があるはずですが、写真家の瀬尾拓慶さんの愛車(ジムニー)を目の前で見た時、ただただかっこいいな、と思いました。狙った写真を撮るために深夜に移動し、車中泊する。機材一式は車に詰め込まれ、ある程度の山奥までは車と一緒に移動できる。そんな使い方をされているのを見て、心惹かれない訳がない。

理由② 奥多摩に住んでいるから。

自分が住んでいるのは奥多摩の中でも一番奥、小河内地区です。2014年の冬は1メートルを超える雪が降り積もり1週間以上にわたって孤立、先日の台風19号では一日に500ミリの雨が降り、至るところで土砂が流出しました。冬場はマイナス気温が当たり前、突然シカやイノシシが飛び出してきて、急傾斜も林道も砂利道もあるような地域です。別に極限状況で車に頼る必要はないのですが、外出時に天候が悪化し、そのまま帰れない、なんて状況は避けたい。できるだけ安心できる車に乗りたいと思った結果、ジムニーを選択しました。

他県から奥多摩に走りにいらっしゃる方はセダンやスポーツカー、ミニバン、そしてバイクが多いように見受けられます。対してじもてぃーが乗っているのは、圧倒的な割合で軽乗用車、軽トラック、コンパクトカー、ついでSUV、ハイエース、ワゴン等。奥多摩に住むということは、毎日車に乗るということです。見た目よりも利便性・実用性が重視され、趣味性の高い車は少数派。ジムニーも趣味性の高い車に分類されますが、奥多摩においては実用的に乗れる数少ない車です。

理由③ マニュアル車に乗りたかったから。

地域おこし協力隊の安い給料では、高価な車に乗ることはできません。軽自動車くらいが身の丈にあっているのですが、軽自動車ゆえ、搭載しているエンジンは非力です。標高330メートルの奥多摩駅と、我が家550メートルの標高差は220メートル。アップダウンというよりもゆるやかな坂道が続くのですが、AT車だと坂道でウォーンと音をあげるとともに回転数が急上昇。燃費ガー!みたいな状況に多々なります。

MTでも同じだろ、っていう話なんですが、AT車だとゆるやかな登路でついつい加速しちゃうんです。坂道でアクセルを踏んでキックダウン、車が頑張った結果、坂道もゆるいので逆に加速する。MT車だとギアチェンジが多少面倒だし回転数あげたくないしで、単にスピードダウンすることが多いように感じます。もちろん傾斜によってはギアダウンしますが。。スピードを出さずにとろとろ登った結果としてMT車のほうが燃費がよくなるような気がします。

e燃費に載っている実燃費がこちら。最新型のJB64WもJB23Wもマニュアル車のほうが燃費が良く、JB23W型については2.6km/L程度の差があります。年間1万キロ乗ると仮定すると、AT車で945リットル、MT車で757リットルのガソリンが必要です。ATとMTの差は188リットル、140円/Lと仮定すると、年間に26,000円もの差が生じることになります。

上のグラフはJV23W MT車の燃費です。エンジンやタイヤの状態、積載量等にも左右されますが、エコ運転を心がけることで15km/L程度までは狙えそうですね。

車中泊をしてみた(1万円くらいで道具は揃う)

さて本題。先日、ジムニーにて車中泊をしてみたので、その様子をお届けしましょう。泊まったのは、自宅から数キロ離れた駐車場です。私有地で火器使用はOKでした。

まず出発前に、リアシート(後部座席)の座面とヘッドレストを取り外し、自宅に保管。リアシートは前に倒した状態にしておきました。基本的には一人で使用する車なので、客人含めて最大2人使用を想定しているので、後部座席は折りたたんだ状態を維持する予定です。

さて、フロントシートをリアの高さにあわせてリクライニング。フラットに寝れるようにしておきます。今回は一人宿泊なので、助手席側を睡眠用、運転席側を荷物置き場としました。カバン類は全部、運転席にまとめて置くと、リアシート側のスペースを大きくとれます。

リアシートです(汚くてごめんなさい)。助手席側は寝る場所なので空けておきます。運転席側はドリンク置きとして。その他のごちゃごちゃしたものはラゲッジスペース、リアのドリンクホルダーにまとめました。車内で出るゴミ置き場としてラゲッジスペースの空間はちょうど良いと思います。

車内灯は、ヘッドライトをアシストグリップにひっかけただけですが、これには僕なりのこだわりがあります。

キャンプに使うヘッドライト、これ一択なのではなかろうか…

僕が使っているヘッドライトなのですが、GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト オーヴァ【VA-03R】という代物です。高輝度(明るい)白色LEDがメインライトですが、サブライトとして、オレンジ色の暖色LEDがついているのです。これが大変によい。チカチカする灯りではなく、ハロゲンライトのように目に優しいんです。キャンプに来て白色LEDって、寒々しいじゃないですか。

車内を薄くまんべんなく照らすのに暖色サブLEDの明るさがちょうど良く、天井を照らすので障害物が光を遮るなんてこともなく、ランタンのように嵩張ることもありません。連続50時間点灯するので、消し忘れたとしても無問題。シガーソケットを使いマイクロUSBで充電可能、2時間でフル充電できます。

外で作業する時はヘッドライトとして、車内に戻ったら車内灯として使える万能ライトです。ちなみに耐塵・1m防水(IP67準拠) & 1m落下耐久なので、雨の中でも使用できます。

ローテーブルとカセットガスコンロさえあれば。

車中泊の醍醐味といえば、即席で作る夜食。お湯を沸かしてカップラーメンとコーヒー、最高の組み合わせですよね。道具を揃えるとそれなりの金額になっちゃいますが、僕のおすすめは、キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) のアルミロールテーブルと、イワタニのジュニアコンパクトバーナー【CB-JCB】。これさえあれば車中泊ごはん、始められます。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) のアルミロールテーブル

1500円で買えちゃうコンパクトなローテーブルです。地べたに物を置くのは衛生的な問題があるのと腰をかがめなきゃいけないので、ちょっとしたテーブルがあると重宝します。使わないときは折りたたんで収納可能。秀逸な一品です。

ちなみに、アルミロールテーブルはジムニーのラゲッジスペースにピッタリはまります。2つ購入して常設してもいいかもしれません。

イワタニのジュニアコンパクトバーナー【CB-JCB】

カセットボンベを使うタイプのコンパクトバーナーです。着火装置もついているので、ライターも不要です。小さいし、3500円程度で買えてしまうのが良いところ。結論から言いますと、0℃以下でキャンプするつもりが無ければ、これでOKです。

ガス缶には種類があるよ

ガス缶には大きく分けて"CB缶"と"OD缶"があります。CB缶とは、いわゆるカセットボンベのこと。OD缶は、アウトドア缶のこと。OD缶はアウトドアユースを目的としたガス缶で、カセットボンベとは形状が異なります。

私が使用しているジュニアコンパクトバーナーは、カセットボンベを使用するタイプです。なぜ一般的なOD缶使用でなくCB缶用ににしたかと言うと、ただ安いからです。

一般的に、CB缶の中身は"ブタン"という液化ガス、それに対し、OD缶にはブタンと合わせてイソブタンやプロパンが多く使われています。

気体によって沸点が異なり、ブタンは-0.5℃、イソブタンは-11.7℃、プロパンは−42.09℃です。 ガス缶は使用するとそれ自体の温度が下がるので、ブタン缶は外気温5℃以上が使用目安となります。例えばイワタニのカセットボンベは、ブタン30%、イソブタン70%の混合気体です。ということは、0℃付近の環境下で使用するとイソブタンだけが揮発し、最初は着火しますが、残ったブタンは着火しない、なんてことが想定されます。

一般的にCB缶よりOD缶の方が高価です。圧倒的に生産量の多いCB缶のほうが規模の経済により安くなります。また別の理由としては、CB缶とOD缶では耐圧性能が異なります。OD缶のほうが内圧に強く、プロパン配合量の多い商品が販売されています。もし「車内泊なんかマイナス気温下でしかやらない!」なんて方は、OD缶のほうがよいかもしれませんが、オールシーズン通してキャンプを楽しみたい方は、CB缶でもよいと思います。CB缶でもイソブタンが主成分の缶はありますし、冬場につかなくなったカセットボンベは、夏用にとっておけば普通に使えます。

おすすめのCB缶(3シーズン用)

春・夏・秋におすすめなのは、ニチネンのマイ・ボンベ(MY BOMBE)です。1本200円以下と安く買えてしまうのがポイント。イソブタン/ノルマルブタンの混合比は不明ですが、10℃を下回る環境下で使わない前提であればこれで十分なはず。春先、晩秋の冷え込みが気になる方は冬用のガス缶を買っておきましょう。

おすすめのガス缶(冬用)

CB缶最強と言われているのが、ユニフレーム(UNIFLAME) プレミアムガスです。普通のCB缶はブタン(ノルマルブタン)がほとんどですが、ユニフレーム製のものはブタンが主成分ではありません。なんと成分の95%がイソブタン。イソブタンの沸点は-11.7℃なので、外気温-10℃以上であれば着火します。また、他の缶のように揮発しないブタンが缶に残ったまま、なんて心配も必要ありません。

さらに沸点の低いプロパン混入のCB缶も他社から販売されていますが、それらも主成分が通常のブタンであるため、長時間使用しているとブタンだけが残されてしまう問題は起きるようです。-10℃を下回る環境下でのキャンプであれば、耐寒性の高いガソリンストーブを検討したほうがいいかもしれませんね。

コップはステンレス製orチタン製を。

お湯を沸かしたりお茶を淹れたり。おすすめのカップはスノーピーク(snow peak) のチタンダブルマグ

ステンレスやチタンであれば、直火にかけられるのでコップとしても湯沸かし鍋としても使えるのが利点。特にチタニウムは軽量で熱伝導率が低いので熱の伝わりが鈍く、カップとして熱い飲みものを入れても口元が熱くなりづらいのがよい点です。

また、snowpeak製のものは、取っ手(ハンドル)を収納時に折り畳んでコンパクトに携帯できるのが利点。450mlと300ml両方持っていると客人用にもなるし、お湯を一気に沸かせるので何かと便利です。取っ手をたためてマトリョーシカのように収納することができます。ステンレスもチタンも錆びないし、丈夫だし、衛生的。特にバイカーや登山使用も視野に入れている人は、より軽いチタン製をおすすめします。

沸かしたお湯でカップラーメンを食べ、食べながら沸かしたお湯でハーブティーを飲みました。外で星空を眺めながら食べるカップラーメンは格別に美味しいです。(カインズで68円で売ってました)

さらにもう一杯沸かし、持ってきた魔法瓶の中へ。こうしておくと、夜中にお茶が飲みたくなった時にさっとお湯を取り出せるので便利ですよ。

あとは寝るだけ。(寝袋を用意しよう)

いろいろ道具が揃ったら、あとはスマホでAmazonPrime Videoでも見ながら寝るだけです。寝袋に入って寝る準備をしましょう。

私が使っているのは、5000円程度で買える寝袋です。IREGRO(イレグロ)の冬用シュラフは、耐寒温度-25℃と脅威の断熱性能を誇ります。Amazonレビューを読むかぎり、外気温-10℃くらいまでであれば問題なく使用できそうです。

高級ダウンではないのでかさばりますが、車中泊であれば問題なし。封筒型ではなくマミー型のほうが隙間が生まれにくく、冬場は暖かくて良いと思います。後頭部までくるんでくれるので、特にまくらが無くても寝ることができます。

気づいたら朝を迎えていた

シュラフにくるまって午前2時頃から、流行りのアニメ"ゆるキャン"を見ていたら値落ち。気づいたら朝の9時になっていました。ぐっすり寝ていたようです。

たまにこうして外泊すると、普段とは違うリズムを身体に取り入れたからなのか、スッキリした気持ちになりますね。一度道具を揃えてしまえば数百円で出来てしまう小旅行。皆さんも試してみてはいかがでしょうか。

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