日本仕事百貨主催の「しごとゼミ(文章で生きるゼミ)」同窓会に参加していたのだが、その帰り。

建物の1階にポスターが貼ってあった。

「マニアフェスタ vol.2 約100組の極上マニアが大集結するお祭り!!」

お、おう。。

見てパッと思った。

たにき

自称マニアが沢山いるイベントか。

ちょっとめんどくさそうだな…

 

自称「面白い奴」は面白くない、というのが世の常。

僕はマニアです、なんて言ってる奴はマニアじゃないと思った。

行かなくてもいいか…

しごとの人
あっ、明日ねー、これ僕たちも出店するんですよ!是非来てください―!

えっ。

日本仕事百貨の中の人に声をかけられる。

たにき

いやちょっと…あんまり、そのー…

しごとの人
あっ、末広町に今晩泊まるんですか!?じゃあすぐ行けますよ!行きましょう!
確かに近い。
宿泊するホステルのすぐ裏がお祭り会場だった。

しごとの人
じゃあ決定ですねー

ゼミ仲間
僕も行きますよ。また明日連絡します!

たにき
あ、じゃあ… いき、行きます
とりあえず行ってみることに。(結果、行ってよかったよ!!)
秋葉原駅から徒歩10分、末広町から徒歩6分くらいの場所にある、文化芸術施設だ。

もともと中学校だった建物を改装して作られた、大変おもしろい空間だ。

各教室が展示スペースや研究室になっている。

マニアフェスタの会場は校舎から少し離れた体育館。入場券は800円。安い。

 

おそるおそる入ってみた。

すごい人の数!

100個のブースが出店しているらしい。つまり100のマニアがここに集結しているということだ。

ふむ。片っ端から見てやろうじゃあないか。

 

とその前に、体育館の壇上で、「ブブゼラの大きいやつ」と、カニらしき物体と向き合っている男性がいた。

なにかが始まるらしい。

カニ???

タカアシガニリドゥ

カニの意味がわからない。

 

とりあえずこれから「ブブゼラの大きいやつ」の演奏が始まる。

舞台は静寂に包まれた。(実際はざわざわしていた)

 

お客さんも固唾をのんで見守る。

 

「それでは、演奏、どうぞ」

司会者に促されるまま、ブブゼラの大きいやつ、、、

 

ではなく、彼は、なんとカニを吹き始めた

 

もう一度いいます。

彼はカニを吹き始めました。

 

 

聞いてるとだんだん癖になってくる声?音?

そしてリズム感。

ヒューマンビートボックスの上手さよ。

 

歌っているというよりカニに向かってなにか呪文を唱えていると言ったほうが適切かもしれない。

とりあえずカニから出る音は空間を圧倒し、来場者の視線を釘付けにしたのだった。。

 

素晴らしい演奏のあと、ブースに座るカニ奏者に話を聞くことに成功した。

彼の名前は、🦀タカアシガニリドゥ北川 🦀さん。(本名:北川和樹さん

壇上の姿から、かなりヤバイひとだと思っていたけど、とても気さくで面白い方でした!

北川さん
地域おこし協力隊だったよ!静岡県沼津市戸田の。
マジか。自分も協力隊だけど、ぜんぜん違うぞ。。

北川さん
もともと演奏者で。蟹製のディジュリドゥ作ったら、話題になっちゃって。こっち(演奏、制作)が忙しくなっちゃったから。協力隊は辞めてこっちでやってるよ。

ブブゼラの大きいやつの正式名称は、「ディジュリドゥ」。オーストラリアの先住民族、アボリジニーの楽器だ。

彼はそれをタカアシガニで作ってしまった。吹き込むところも、カニの脚で作ったそう。

カニで作ろうって発想がすごい。。

北川さん
そこのやつ、うどん。
えっ?

北川さん
それ。素材、麺って書いてあるでしょ。
あああっ!
楽器をうどんで作ってる!!!!!!
名付けて「うどんリドゥ」だそう。
とりあえず価格はうどんの絵文字。(うどん代を払えば買える訳ではない)

北川さん
讃岐うどんで作ったら、香川の地域おこしになるじゃん。
沼津市戸田をカニリドゥで盛り上げてしまった北川さん。
うどんを使えば香川を盛り上げられる。
発想がすごいぞ。。。

北川さん
地域おこし、頑張ってねー。
ありがとうございます!
ということで、マニアフェスタ、のっけから面白い展開でスタート。
ざっと見た中で、これは面白かったぞ、っていうマニアをいくつかご紹介します!!

面白かったぞマニアその1. Not a ゴミマニア

デザイナー&イラストレーターホンダアヤさんが出店していたブース。

たにき
耳につけてるマッチ棒がゆらゆらしてて、話が頭に入ってこないっす
これつけてたら目立つかなーって笑
マッチ棒を模したイヤリングをつけていたアヤさん。マッチ棒のゆらめきに気を取られ、この会話しか覚えていないのですが素敵な方でした。

僕はずっと「ゴミマニア」だと勘違いしており、ゴミを集めているマニアだと思っていた。なのにブースには美しい小物が並んでいるではないか。

よく見ると「ゴミマニア」ではなくて「Not a ゴミマニア」。

ゴミだと思って普段捨ててしまっているようなモノの中に、美しいデザインが隠れているよ、と気づかせてくれる展示だったのだ。

「包装紙」とラベリングされたクリアファイルには、美しい紙が1枚ずつ丁寧に収められていた。

綺麗。。

インスタグラムにはアヤさんが集めてきた「ゴミのようでゴミじゃないもの」がUPされているので、見てみてね。

面白かったぞマニアその2.シャッターマニア

目が止まる。

パステルカラーの美しいブース。

他のブースの発色の良さとは対極的だ。

整然とならんだグッズたち。

そこに並んでいるのはすべてシャッターの写真やピンバッジ。

引き寄せられるように立ち止まってしまった。

たにき
シャッターの、なにがいいんですか…

写真家さん
シャッターを含めた周りの風景が、いいですよね

そうか。

シャッター単体じゃなくて、シャッターを含めた風景が良いのか。

確かに掲載された写真のすべてに、周囲の風景が写り込んでいる。

シャッターだけとっても、何処のシャッターだか分からない。

「シャッターは、緞帳。」

たにき
シャッターは、緞帳、、、なんて読むんですか
バカ丸出し。

写真家さん
どんちょうです。シャッターの向こう側に何があるか、想起させるのがいいですよね

そうか。

シャッターの裏側まで想起させるのがいいのか。

シャッターの映り込む風景を通じて「空間」と繋がり、シャッターの裏側を想像することで「人の暮らし」と繋がる。

想像力の豊かな人が、シャッター好きになれるのかもしれない。

 

たにき
えっ?

写真家さん
私、30分で完成させました
いや、聞いてない。
ていうか、どうやってやるのこれ…笑
もはやパズルではないのかもしれない。パズルという名の、掲示板なのかもしれない。
うーん。面白いなぁ。。
シヤッター写真家さんのシャッター愛をもっと知りたい方は、HPTwitterを見てみてね。

面白かったぞマニアその3.仕事マニア

しごとの人
あっ、明日ねー、これ僕たちも出店するんですよ!是非来てください―!

あった!これや、これ。

求人サイト「日本仕事百貨」が出店してるブース。

「求人サイトのなかの人が きわめて真面目に きわめて勝手に あなたにぴったりな生き方を オススメしちゃいます」

どうしよう。

あなたは地域おこし協力隊に向いてません、とか言われたら。

おそるおそる席に座る。

たにき
すみません、お願いしますー

遠藤さん
はーい、始めますねー!
占ってくれるのは遠藤さん。

遠藤さん
それでは、カードの中からもっとも心惹かれたものを1枚選んでください
ライフカードのCMみたいだ。(ちょっと古いか)

たにき
暮らし、ですかね

遠藤さん
暮らし、ですか。どうしてそれを選ばれたんですか?

たにき
うーん、残りのカードは主体的にできることじゃないですか。ロマン、遊ぶ、冒険…やろうと思えばできちゃうんですよねぇ。でも暮らし、って日々の積み重ね云々…

遠藤さん
うんうん

たにき
やっぱり石田ゆり子が朝ごはん作ってくれて家に呼ばれたら行きたくなるじゃないですか。石田ゆり子みたいな暮らしが云々…

遠藤さん
うんうん

たにき
石田ゆり子美しいですよね…

遠藤さん
はい
そんな感じで、6枚のカードから1枚を選ぶこと4回。最終的に4枚のカードが手許に残る。
何故それを選んだかを占い師に話し続けるので、自分の思考がバレバレになってしまうおそろしい占い手法だ。
自分が選んだのは、「暮らし」「伝える」「未知」「流される」の4つ。

遠藤さん
貴方におすすめの生き方、選ぶのでちょっと待ってくださいねー
2人の占い師が隣に立っていた。(日本仕事百貨の中川さんと今井さん)
占い師3名に囲まれて結果を待つなんて人生でそうはないだろう。
待つこと2時間。間違えた、2分。

遠藤さん
うーん。お話を聞いてて、この記事が頭に浮かびまして…

夕張は挑戦する /  日本仕事百貨

最高のメロンをつくりたい北の大地で人の熱に触れる夏 / 日本仕事百貨

自分の生き方の参考になるようなことが書かれている記事を紹介してくれた。

遠藤さん
是非読んでみてください!

なぜこの記事をオススメしてくれたかは、ちょっと真面目な話なので割愛するけど、遠藤占い師、めっちゃ真面目に語ってました。うんうん。

帰ってから紹介された記事を読んだ。なかなか熱い想いを持っている方々が登場する。
確かに、生き方の参考になりそうなお話。
占いで記事を紹介される、なかなか変わった体験でしたよ。

他にも面白かったブースがいくつもあったぞ

生活彫刻マニア

たにき
生活品にこだわってる生活彫刻マニアさん!質感がとってもよかったです。缶ピースは高級品なので、彫刻にしないとのこと。
インスタグラム

ゴムホースマニア

たにき
ゴムホースを身近に感じられるグッズを売ってました!クリアファイルもキーホルダーも再現率が高い。
インスタグラム

片手袋マニア

たにき
靴下じゃ駄目なんですか、って聞いたら「靴下もいいと思います!でも私達は手袋なんです!」と手袋への執着が半端ない回答が返ってきた。

片手袋大全

マンボウマニア

たにき
ニワトリが好きな女性がマンボウについて熱く語ってくれました!ブースに居た3人のキャラが全く違う異能集団。

澤井 悦郎さん | No.10 「未知の生物、マンボウを解明する」

これからマニアを目指す人に。

行く気なかったけど、行ってよかった。あのとき声をかけてくれた仕事百貨の中の人、ありがとー!

このフェスタを通じてひとつ気づいたことがありました。

それは、

「役に立ちそうもないマニアのほうが、面白い」ってこと。

約に立っちゃう、機能的だったり美しかったりすると、それってもう共感を生んじゃうんですよね。マニアの世界がなぜ面白いかって、突き詰めることで「他者と自分との隔たり」を感じられるからだと思うんです。共感できなければ出来ないほど、面白いんです。話を聞いてみたくなる。

もちろん共感できるマニアも大事です。銭湯マニアとか清澄白河マニアとか、有益なマニアも大事。

来年マニアフェスタvol.3があったら、また行きます。

 

マニアフェスタのHPはこちらからどうぞ。ではまた!

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