こんにちは。タヌキです。

会社のイベントが昨日終わって一段落、今日は休みだったので10時間睡眠&ベランダで日向ぼっこなんていう素晴らしい休日を過ごしました。だらけた1日でしたが昆布茶を飲みながら見ていた動画が素晴らしかったので共有します!

糸井事務所が「価値」を生むしくみとは

せっかくなので自分のメモのためにも内容の要点を書き出してみます。

糸井事務所が価値を生む仕組み

グロービズの講演会の動画、糸井事務所・篠田さんのお話です。篠田さんがCFOとして糸井事務所の入ったときは、経営判断に必要な情報がなく、皆好き勝手にやっている状態だったそう。このまま事業規模を拡大することは不可能、と考えた篠田さんは、経営判断に必要な情報を得るために成果指標を作成したり、SWOTを把握したり、会社のケイパビリティをBtoCだけでなくBtoBにも適用するモデルを考えたそうです。

長期的な利益はどうやって?(事業モデル)

コンテンツが自由&お客様が多用&「クリエイティブの3つの輪(動機&実行&集合)

人はなにが嬉しいか

信頼・好き

お客様が「払ってもいい」と思う価格が高い

【長期的な利益】

価値とは?(一般論との対比)

「自分」を起点に普通を目指す、普通の生活者へのリスペクト↔(「他者」への打率を上げる大衆操作的)

①ほんとうに欲しいもの(都合を排除)、最善のふつう

↔(メーカーの都合)

②普遍性を目指す(石器時代、室町時代でも)

↔(ターゲットコンセプト…30代の都市周辺の女性、等)

③ひとに話したくなる。面白い

↔(PRは商品が出来てから考える)

④まずは喜ばれることが、価値

↔(売れてこそ、価値)

例:「伊賀の土で作った土鍋(うちの土鍋シリーズ)」
太古より人は火を囲んで仲間とご飯を食べたり暖を取るのは本源的な喜び。それを今の日本の中で最も再現できるのが土鍋。↔無印のコンセプト

クリエイティブの3つの輪

動機」&「実行」&「集合」を「社会」が囲む図。

①「動機」

自分視点で、どうしたら楽しいか、をお客さんが楽しめるまで普遍的にすること。

②「実行」

実際に作る過程のこと

③「集合」

お客さんに喜んでくれる、ね、面白いでしょ?と自分が言える感覚
喜んでもらう、を楽しんでくれるモノサシ
・じぶんと仲間
・取引先と関係者
・お客様とその周辺
・社会と歴史(お客様でない社会に面白い!と言ってもらえる、歴史を変える商品を作る)
4つとも該当する仕事は進んでやるべき仕事。

④「社会」

社会に開かれていること、独りよがりにならないこと。

糸井事務所が大切にする姿勢→自分を見つめる第三者の視点

・「動機」を大切にする

-面白い、好き、逆に違和感がある
-自分の感覚を第三者の視点から深掘する

・「それって、なあに?」「だったらさ…」

-原理原則まで、いったん遡る。そこから具体をもう一度考える(演繹的)
-人なら、誰でも、と言える普遍性に基づくコンテンツを目指す

・「うそ」をつかない。

-自分がほんとうに感じてること、考えていることは何か
-「プロの常識」「うんちく」にとらわれていないか
-「ほんとうにそう思っている?」

・自問自答を繰り返す→閉じてしまうので、そこから…

・ひらく(お客様に対し、同僚に対し、世の中に対し、開く)

・指摘されても機嫌良く。

・面白がる。

「価値」を実現するプロセス、組織

・自己裁量(裁量の幅が大きい)

-内蔵型の組織図
-3つの輪がチームで完結(3〜4人 企画・商品準備・HP・問い合わせまで全て)

・動機を保つ工夫

-雑談が多い、4ヶ月に一度席替え
-企画は自然発生(許可はいらない、勝手にやっている。全体像を把握している人は居ない)
-チームに予算を課さない

・品質と規律を保つ

-水曜ミーティング
糸井が全社員に考えていることを話す。自分が1週間で成長したことを話すことを自分に課していて、設立以来、ずっと続けている。これによって社員に会社の基本姿勢を共有することで、自己裁量でいろいろやっても会社のトーンは維持される。
-計画ミーティング
-全社にCcで共有(下記内容は全社共有!)
「◆手帳本の撮影に〇〇に行ってきます(行動予定)」
「●〇年版の手帳の展開について先方と相談しているなかで…(情報共有)」
「▲先日の議事録を送ります(議事録)」
「◆すみません、寝ちゃってました」
「◆息子の髪型が大変残念なことになり、床屋に連れて行って出社します」
嘘をつかない、という文化。
→極端なくらいにオープンにしていることで、資質・生活が見えることで、お互いの動機を理解することができる。

・お客さまとの関係

-お客様からの反応はすべて共有
-コミュニティー化はしない

組織図は有機体

糸井事務所の組織図は上意下達ではなく、体の形をしている(頭だったり臓器だったり)

市場に喜ばれる価値を生むようなクリエイティブは、組織の仕事。

クリエイティブは一人の天才がやる仕事ではない

・基本はひとりの動機

→話し合えば生まれるものではない

・クリエイティブは身体知

→お勉強ではない。運動と一緒でやってみることで成長する分野。

・組織は自問自答を助ける環境

ピンのクリエイターは自問自答の精度がめちゃくちゃ高い。自分の中に他人を10人くらい飼っていて、お客さんから見たらどうかな?というシュミレーションが非常にうまい。が、一般人にとっては難しい。組織として自問自答が出来るような仕組みを作っている。
・営業組織の成り立ちと似ているかもしれない
→ビジネススクールに、営業の授業はない理由は、教えることが出来ないから。何を持たせても売れる天才営業マンっているけれど、車内研修等で育てたそこそこの営業マンもいるし、全く営業に向かない人もいる。営業とクリエイティブって似ていて、今は糸井のような個人の名前で通じる天才クリエイターしか表には出てこないが、「1人前には仕事ができる、そこそこの営業マン」のような、クリエイティブな人を育て上げることも出来るはず。まだその方法論を確立していないので、確立したい。
→ピクサーのように個人ではなく会社としてクリエイティブな企業が存在する以上、目指すべきだと考えている。

組織を支えるメンタルモデル(何を真善美とするか)

→最終的にメンタルモデル(価値観)に会社の特徴が現れる。ここが違うとやっている事が同じでもアウトプットするもの(サービス・顧客との関係作り)が大きく異なってくる。

・ふつうの生活者を信頼し、リスペクトする

↔(大衆操作的なマーケティング)

・フラットな関係を志向する

↔(お客様は神様/バカ)

・内発的動機と「みんなに見られていること」がひとをドライブする

↔(人は放っておくとずるける、ルール・信賞必罰がひとをドライブする)

深い人間関係を求め続ける

【「ほぼ日」がどうしていうかについては、いつも同じです。「人(=じぶん)がうれしいってどういうことか」とにかくこればっかりを、しつこく考えることです。逆の言い方でもいいんですよ。「じぶん(=人)がうれしいことって、どういうことか」たぶん、これがぼくらの最大で、唯一の仕事ですから。】(『今日のダーリン』より)

社会の価値観の変化との呼応

糸井の著作、「インターネット的」を参照のこと。
インターネット的な価値観とは何か、を端的に言うと、3つ。

・フラット ↔ 上下

・リンク ↔ 分断

・シェア ↔ 独占

これが糸井事務所の運営のベースにある。

ありたい会社の「人格」

やさしくつよくおもしろく

・やさしく

→普通のひとへの共感であったりリスペクトであったり。でもこれだけでは仕事にならない。

・つよく

→収益力・組織力などがお金を稼ぐためには必要。ただこれだけだと、まじめな人。これでは魅力が無い。

・おもしろく

→土鍋であったり、面白いね!って言われる部分も必要。

私が学んだこと。

いかがでしたか?糸井事務所、先日上場しましたが、その訳が分かったような気がしますよね。組織としてクリエイティブを作り出していきたい、という強い思いが詰まった動画でした。

私も定期的に交流会やイベントを開催する立場なので、コンテンツ作成の考え方、他者の視点の入れ方は凄く参考になりました。

私が明日から始める1つのことは、【「自分」を起点に普通を目指す】です。

あくまで自分の価値観で「面白い!」「最高のふつう」であるモノを考え、
「それって誰にとっても面白いモノ、イイモノかな?」と他者の視点を入れる。
他の人が見ても、「何コレ、面白そうじゃん!」って口コミで広げてくれるようなモノ。
貰った人が喜んでもらえそうなモノを考えること。

ちょっと難しいけど、これからやっていきますよ!!

今日はこのへんで!

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